解体工事の歴史

建物解体は、いつぐらいから専門的な
業者ができたのでしょうか。
はじまりは、明治時代初期だと言われています。
当時は、木材が高価で不足していたため
既存の建物を壊して材料を調達していました。

そのため木材を傷つけずに取り壊す「壊し屋」
という業態が誕生しました。また、建物取り
壊しにお客さんが業者にお金を支払うのではなく、
業者がお客さんにお金を支払って建物を
解体していました
取り壊した木材を「道具屋」に売って
「壊し屋」は収入を得ていたようです。

昭和に時代は移り戦後、しばらくは解体した建物から
古材を売る業者はいましたが、昭和38年頃には古材が
売れなくなるなどの理由よって「壊し屋」さんは少なく
なってきました。
今では、少し考えられないですが…再利用するという精神は、
現在の解体業にも通じるものがあります。

戦後の鉄筋コンクリート解体工事 (出典:アサヒグラビア)